おタクの恋 ブログ版 10-9 [小説]
10-9
白い下着に包まれた豊かなバストが全員の視線にさらされる。
《キレイ》
《でかいな》
《形がいい》
《予想以上》
《お兄ちゃんってエッチ》
《ねえ、優ちゃん、俺たちもそろそろどう?》
《あ、影山、ホントに海宮の妹とつきあってるのか?》
《お前、年上願望はどうなったんだ?》
《結局、あれだよ、セックスに対する自信の無さが原因だからさ》
《和泉重子とやりまくって解消しちゃったのかあ?》
《ケッ、底の浅い奴》
《顔がイイからしょうがないのよ》
《屈折が甘くなるんだよな》
海宮の手が伸びて夏沢慧の体からブラジャーを取り外す。
夏沢慧はまっすぐ海宮の瞳を見つめ、かすかに震える。
《乳首がキレイ》
《ピンク色だ》
《いや、あれはピンクじゃなくてカーマイン・レッドに艶消しのホワイトを混ぜブラック・イエローを少々だ》
《形がかわいい》
《乳輪と乳頭のバランスがいい》
《あたしの方がツンとしてる》
《私の方が丸い》
《ワタシの方が色がいい》
《口にふくめば?》《しゃぶれば?》《舌の先で転がせば?》《早く早く》
彼はベッドにもたれた彼女の乳房に顔を近づける。
彼女がかすれた声で言う。
「恥ずかしい」
胸に顔を埋めた彼の頭を彼女が両手でそっと抱く。
《温もりだ》
《無垢か、無垢なのか?》
《かすかな塩分》
《シャワーもあびないで》
《そんな必要ない》《彼女の分泌物なら》《ウンコでもきれい》《踏まれたい》
《変態》
《乳首が硬くなってきた》《感じているのか》《彼女が感じている》
《アタシも乳首は弱い》
《私はそれほどでもない》
《オレだって乳首は感じるぞ》
《海宮のアソコが》《はちきれそうだ》《あせるな》《あせってはいけない》
《思い出すなあ》
《ねえ》
《バブバブ》
「先輩」
彼女に呼ばれて彼は顔をあげる。
二人の目が合う。
「せつない感じです」
彼が掠れた声で言う。
「ベッドへ」
二人はもつれあうようにベッドの上にはい上がる。
着ているものを脱ぐ。
二人は最後の下着だけになった。
(つづき)→http://blog.so-net.ne.jp/kid-blog/2007-07-22
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